こんにちは。子連れサウナ図鑑、運営者の「nisuke」です。
銭湯へ持っていくものって、意外と悩みますよね。スーパー銭湯と違って、昔ながらの銭湯はシャンプーなどの備え付けアメニティが無いことが多いんです。じゃあ、必需品って何?手ぶらでも大丈夫なの?と気になるかもしれません。特に女性はスキンケア用品が欠かせないし、男性なら髭剃り、私たちのような子ども連れなら子ども用シャンプーなど、属性によっても必要なものが変わってきます。この記事では、銭湯に必要な持ち物を基本リストから、あると便利なグッズまで、私の経験も踏まえて詳しく解説していきますね。
- 銭湯に最低限必要な必需品リスト
- 手ぶらで行くための現地調達ガイド
- 女性・男性・子ども連れ別の追加アイテム
- 銭湯の基本的なマナーと利用手順
銭湯へ持っていくものリストと手ぶらのコツ

まずは基本の持ち物から確認しましょう。銭湯はスーパー銭湯と違ってアメニティが充実していないことが多いので、「必需品」の準備が大切です。でも、急に銭湯に行きたくなった時や、荷物を減らしたい時の「手ぶら」のコツも、私の経験から詳しく紹介しますね。
銭湯の必需品と備え付けアメニティの違い
銭湯通いを始める初心者の人がまず戸惑うのが、「スーパー銭湯」との違いかなと思います。特に持ち物に関して、この2つは大きく異なります。
スーパー銭湯やスパ施設は、入館料が銭湯より高めに設定されている分、シャンプー、リンス、ボディソープなどが浴室に完備されていることが一般的です。タオルも料金に含まれていたり、レンタルが基本だったりしますよね。
対して、「伝統的な銭湯(一般公衆浴場)」は、シャンプーや石鹸が備え付けられていない場合がほとんどです。入浴料は、物価統制令に基づいて都道府県ごとに上限が定められており、比較的安価に利用できるのが魅力です。
【豆知識】東京都の銭湯(一般公衆浴場)の料金
例えば、東京都の入浴料金は、令和6年8月1日から改定されています。
(出典:【公式】東京銭湯/東京都浴場組合 入浴料金のお知らせ)
- 大人(12才以上): 550円
- 中人(6才以上12才未満・小学生): 200円
- 小人(6才未満・未就学児): 100円
※このように料金が決められているため、アメニティ類は持参するか、別途購入するのが基本スタイルとなっています。
この記事では、アメニティが最小限の「伝統的な銭湯」を基準に、持っていくものをリストアップしますね。これを準備しておけば、どのタイプの銭湯に行っても困ることはないはずです。
【銭湯の必需品チェックリスト】
- 現金(特に小銭): 入浴料、脱衣所のロッカー代(100円玉が必要で、使った後戻ってくる返却式のことが多いです)、湯上がりの飲み物代に使います。キャッシュレス対応の銭湯も増えていますが、小銭は必須ですね。
- タオル類: 浴室で体を洗う用・汗拭き用の「フェイスタオル」と、湯上がりに脱衣所で体を完全に拭くための「バスタオル」の2枚があると完璧です。
- 着替え(下着・靴下): 湯上がりをさっぱりと気持ちよく過ごすために、下着や靴下は忘れずに持っていきましょう。特に汗をかいた後の着替えは重要です。
- 洗浄用品: シャンプー、コンディショナー、石鹸(またはボディソープ)、洗顔料。備え付けがない前提で、旅行用の小さいボトルや1回分の使い切りパックがかさばらず便利です。
銭湯は手ぶらでも大丈夫?現地購入ガイド

「銭湯に行きたいけど、荷物持ってないや…」と諦めちゃうこと、ありますよね。必需品リストを見ると「意外と多いな」と感じるかもしれませんが、じゃあ「手ぶら」ではダメなのでしょうか?
これ、私のスタンスとしては、「ちょっと難しいけど、やり方次第では可能」というのが答えです。
もし「スキンケアは特に必要ない」という男性の方なら、番台でフェイスタオル と石鹸 を購入(またはレンタル)すれば、十分楽しめるかもしれません。
でも、女性やお子様連れの場合、正直「完全な手ぶら」は難しいかなと思います。なぜなら、銭湯はスーパー銭湯とはまったく違うからです。
銭湯(番台)で購入・レンタルできるもの
もちろん、多くの銭湯では、フロント(番台)で最低限の入浴アイテムを販売しています 。
【番台でよく見かける販売・レンタル品】
- フェイスタオル(レンタルまたは販売):だいたいのお店で取り扱いがあります 。
- 1回使い切りタイプのシャンプー・リンス:パウチで販売されています 。
- 固形石鹸(またはボディソープ):小さいサイズのものが売られています 。
- T字カミソリ:男性向けに販売されていることが多いです 。
一部の銭湯では、これらがセットになった「手ぶらセット」(入浴料+160円~ )が用意されていることもあり、これは確かに便利です。
「手ぶら」が難しい理由:スーパー銭湯との決定的な違い
「手ぶらセットがあるなら大丈夫じゃない?」と思うかもしれませんが、ここが銭湯初心者の落とし穴です。昔ながらの小さな銭湯は、アメニティが充実したスーパー銭湯とは違います。
【銭湯の「手ぶら」で注意すべき点】
- バスタオルの壁: スーパー銭湯と違い、昔ながらの銭湯で「バスタオル」を販売・レンタルしている施設は、私の経験上ほぼありません。番台で借りられるのは、体を洗うための薄手のフェイスタオル が基本です。湯上がりに全身を拭くには、あのタオル1枚では厳しいですよね。
- スキンケア用品の壁: 番台で売っているのは、あくまで「体を洗うもの」までです。メイク落としや洗顔フォーム、そして湯上がり後に使う化粧水や乳液などのスキンケア用品は、まず置いてありません。
だからこそ、特に女性やお子様連れの場合は、「バスタオル」と「スキンケア用品」だけは「最低限必要なもの」として持参するのが、結局は一番快適かなと思います。
【nisuke流】出先での「手ぶら銭湯」攻略法
とはいえ、「今すぐ銭湯に入りたい!」と衝動的に思う日もありますよね。そんな時の裏ワザが、「銭湯の前にコンビニに寄り道する」という手です。
最近のコンビニは本当に充実していて、
- 1回使い切りタイプの「お泊りセット」(シャンプー・リンス・ボディソープ入り)
- クレンジング・洗顔・化粧水・乳液がセットになった「1回分スキンケアセット」
- 新品のフェイスタオル(バスタオル代わりには小さいですが、無いよりマシです)
これらが全部揃っちゃいます。これらをコンビニで調達して、銭湯の番台では入浴料だけ払う。これが、私が実践している「出先からの手ぶら銭湯」の最強の攻略法ですね。
銭湯であると便利な持ち物と快適グッズ

必需品リストを揃えれば銭湯には入れますが、ここからは「あると銭湯体験がグッと快適になる」アイテムを紹介します。銭湯に通うようになると、だんだん自分なりの「快適スタイル」ができてくるんですよね。私の経験から、特におすすめの3つを紹介します。
1. ビニール袋(防水袋)
濡れたタオルやスパバッグを入れる「防水袋」は、快適な帰り道のために「ほぼ必須」のアイテムです。多くの人はスーパーのビニール袋で代用していたり、防水のドライバッグを使っている方もいるかなと思います。
でも、じつは私、これがずっと気になっていました。
毎回ビニール袋をゴミとして捨てるのはエコではないし、かと言って使ったびしょ濡れのビニール袋を家に帰ってから乾かして使うというのも、地味に面倒だと思っていました。
何かいいものがないか探していると「防水ふろしき」というものがあり、濡れたものを包めて、布だから洗えるし、デザインも素敵でとても良さそうでした。
でも、結構お値段がそこそこします…。
【nisukeの裏ワザ】赤ちゃん用の「防水シーツ・おむつ替えシート」
そこでひらめいたのが、赤ちゃん用の「防水シーツ・おむつ替えシート」です。我が家には子どもが生まれたときに頂いたものの、使っていなかったおむつ替えシートがあり、洗濯表示を見ると「洗濯可」でした!
赤ちゃん用のシートは縦長の形なので、ふろしきのように綺麗には包めませんが、お風呂上がりの濡れたスパバッグやタオルをくるくるっと巻いて包むことができました。しかも帰宅後は、そのまま洗濯機にポイ。すごく楽ちんです。もしお家に眠っているおむつ替えシートがあったら、ぜひ試してみてください!
2. 体を洗うタオル・スポンジ
浴室に持ち込むフェイスタオルで体を洗うこともできますが、やはり専用のタオルがあると満足度が違います。しっかり泡立てたい人は、乾きやすいナイロンタオルもいいですね。
でも、私のおすすめは、サウナーにも人気の「MOKUタオル」です。これは「タオル」と名前がついていますが、ガーゼのように薄くて、とてもコンパクト。体を洗うのにも十分使えて、水切れが良く、絞るとすぐに乾くので、スパバッグの中でもかさばりません。浴室内で使うタオルと、体を洗うタオルを兼用したい人には、まさに理想のタオルかなと思います。
3. 飲み物(水筒など)
お風呂上がりは、しっかり水分補給をすることが大切です。入浴中は思った以上に汗をかいていますからね。
脱衣所や休憩室に自販機がある銭湯も多いですが、水やお茶を入れた水筒やペットボトルを持参すると経済的です。
そして、もしあなたが「サウナにも入る」という場合、飲み物は「あると便利」ではなく「必須」です。安全にサウナを楽しむため、サウナセッションの合間に水分補給ができるよう、必ず準備していきましょう。(ただし、浴室内に持ち込めるかは施設によりますので、基本は脱衣所のロッカーに入れておき、水分補給の際に脱衣所に戻るのが良いですね)
持ち運び用お風呂ポーチのおすすめは?

シャンプーや石鹸、洗顔料、タオルなどを浴室に持ち込む際、「スパバッグ」や「お風呂ポーチ」と呼ばれる専用のバッグがあると非常に便利です。アイテムがごちゃごちゃせず、洗い場にもスマートに置けます。
これらは素材によって特徴があるので、好みや使い方で選ぶと良いですね。
メッシュ素材のバッグ
利点: なんといっても通気性と速乾性です。水切れが抜群に良いため、バッグごと濡れてもすぐに乾き、カビにくく衛生的に使えます。使った後、そのまま吊るしておけるのも楽ちんです。
欠点: メッシュ部分が多いと中身が見えやすいものが多いです。他の人の目も気になるので、プライバシーが気になる場合は、底面や側面だけがメッシュになっているタイプを選ぶと良いでしょう。
ビニール素材のバッグ
利点: 防水性が高いのが最大の魅力です。バッグの中身をシャワーなどの水から守ってくれますし、逆に、帰りに濡れたタオルなどをそのまま入れて帰る際にも役立ちます。
欠点: 通気性が悪いので、濡れたまま放置するとカビや湿気の原因になりやすい点には注意が必要ですね。使った後はしっかり乾かす一手間が大切です。
【選び方のポイント】
私がおすすめするのは、「仕切りやポケットが付いたメッシュ素材のバッグ」です。
浴室でシャンプー、リンス、洗顔料などを整理したい場合、仕切りやポケットがあると、アイテムごとに立てて収納できて便利です。水切れも良く衛生的ですので、銭湯通いには最適かなと思います。
こちらの記事に詳しく書いてます↓
こだわり派の持ち物とサウナグッズ
どうせ銭湯に行くなら、とことんこだわりたい!という上級者向けのアイテムもあります。私もサウナが好きなので、このあたりはついつい揃えたくなりますね。
- サウナハット
もしサウナも利用する場合、熱から髪や頭皮を保護するための「サウナハット」があると、快適さが格段に上がります。熱いサウナ室でも、のぼせにくくなる効果も期待できます。最近は、今治タオル生地のような肌触りが良く、洗濯機で手軽に洗えるものや、おしゃれなデザインのものも増えていて、選ぶのも楽しいですよ。(サウナハットの選び方については、サウナハットの選び方とおすすめ素材の記事でも詳しく解説しています) - お風呂・サウナ専用メガネ
これはメガネ利用者にとっては「あると便利」の最たるものかもしれません。メガネ利用者の悩み、それは浴室での「くもり」と、サウナでの金属フレームの「発熱」ですよね。これを解決するために、くもりにくく、金属不使用で熱に強いポリカーボネート製などの「お風呂・サウナ専用メガネ」も存在します。これがあれば、浴室の富士山の絵も、サウナのテレビも快適に見えます。 - マイ桶・マイ石鹸
銭湯上級者の中には、自分専用の「マイ桶」を持参する人もいます。また、石鹸もあえて固形石鹸を選び、お気に入りのソープディッシュに入れて持っていくなど、こだわりを出すと、より銭湯が楽しくなります。
属性別!銭湯へ持っていくものとマナー

基本的な持ち物がわかったところで、次は「誰と行くか」で変わってくる持ち物です。女性、男性、そして特に私が運営者として気になる子供連れの場合で、それぞれ必要なものや、特に気をつけたいマナーが変わってきます。ご自身の状況に合わせてチェックしてみてください。
銭湯で女性が足したい持ち物とスキンケア
女性の場合、男性の持ち物リストに加えて、特に「お風呂上がり」の快適さに直結するアイテムが重要になってきますね 。銭湯はスーパー銭湯と違って、脱衣所のアメニティも最小限のことが多いです。湯上がりは、肌の乾燥や湯冷めとの戦いでもあり、特に私たち子連れにとっては時間との勝負でもあります。効率よくケアできる準備をしておくと安心ですよ。
1. メイク落とし(化粧落とし)
まず、メイクをしている方にとっては「必須」のアイテムです 。お風呂に入る前に、洗い場でしっかりメイクを落としてから湯船に浸かるのがマナーです。番台で販売されていることもありますが 、自分の肌に合うかわからないので、普段使い慣れたものを持っていくのが一番安心ですね。シートタイプや、小さいオイルボトル、ミニサイズのクレンジングバームなどがかさばりません。
2. スキンケア用品(化粧水、乳液など)
入浴後の肌は、想像以上に急速に乾燥します。熱いお湯で皮脂が洗い流され、湯上がりは肌の水分が猛スピードで蒸発していくんです。そのため、スキンケア用品は絶対に欠かせません 。
荷物を減らしたい方は、化粧水・乳液・美容液が一つになった「オールインワンジェル」の小さいサイズを持っていくのが、私としては一番おすすめです。さっと塗るだけで保湿が完了するので、特に子連れで慌ただしいママにもぴったりです。
もちろん、普段使っている化粧水や乳液を、旅行用の小さいボトル に詰め替えたり、化粧品屋さんでもらうサンプルのパウチ を「銭湯ポーチ」にストックしておいたりするのも賢い方法ですね。
3. ヘアケア用品(洗い流さないトリートメント)
これは意外と見落としがちなのですが、あると「湯上がりの満足度」が爆上がりするアイテムです。銭湯のドライヤーは、備え付けられているだけでもありがたいのですが、風量が弱かったり、古かったりすることも少なくありません。髪が長いと、乾かすだけで一苦労です。
そんな時、タオルドライの後にさっと付けられる「洗い流さないトリートメント」があると、髪のきしみを防ぎ、ドライヤーの熱からも守ってくれます。小さいパウチタイプのものなら荷物にもなりませんよ。
【女性の重要マナー】ヘアゴム・ヘアクリップ
髪が長い女性にとって、これは「あると便利」なものではなく「必須のマナーアイテム」です 。
湯船に髪の毛が浸かることは、他の利用者にとって非常に不快であり、衛生面からも重大なマナー違反とされています 。髪が肩より長い場合は、必ずヘアゴムやヘアクリップで頭の高い位置にまとめましょう 。
スプリングヘアゴムはお風呂で使いやすいですね!
銭湯で男性が確認したい持ち物と髭剃り
男性の場合、基本的な持ち物リストに加えて、いくつか確認しておきたい特有のアイテムがあります。特にグルーミング用品と、最近は私も含めて気にする人が増えてきたスキンケア用品ですね。
1. グルーミング用品(髭剃り)
銭湯でさっぱりするついでに、髭も剃ってしまおうという方は多いと思います。私もその一人です。その場合、以下のものが必要ですね。
- T字カミソリ、シェーバー
- シェービングフォーム・ジェル
一番のおすすめのタイミングは、湯船でしっかり温まって、肌や髭が柔らかくなった状態で行うことです。肌への負担も少なく、スムーズに剃れますよ。
ただし、ホテルアメニティのような使い捨てカミソリは、番台で販売されていることも多いです 。万が一カミソリを忘れても現地でなんとかなることが多いですが、シェービングフォームまで置いているかは銭湯によります。こだわりがある方は、両方持参するのが確実ですね。
2. メンズスキンケア用品
「風呂上がりに肌がつっぱる」というのは、女性だけの話ではありません。熱いお湯に入ると、肌の皮脂も落ちて想像以上に乾燥します。女性が化粧水や乳液を持参するのとまったく同じで、男性も最低限の保湿ケアをおすすめします 。
- 化粧水(またはオールインワンジェル)
- 乳液(または保湿クリーム)
最近は、化粧水・乳液・美容液が1本になった「オールインワンジェル」の小さいチューブなどもコンビニで売っています。スパバッグに1つ忍ばせておくだけで、湯上がりの快適さが全然違いますよ。
【男性の重要マナー】髭剃りを行う場所
髭剃りに関して、一つだけ絶対に守ってほしいマナーがあります。それは、必ず「洗い場」で行うことです。
浴槽(湯船)の近くや、脱衣所で行うのは衛生上の観点からも重大なマナー違反です 。洗い場で、鏡の前に座って、周りに飛び散らないよう配慮しながら行いましょう。
銭湯に子供連れで必要な持ち物
さて、「子連れサウナ図鑑」としては、ここが一番のポイントですね。子ども連れで銭湯に行く場合は、基本の持ち物に加え、子供特有の事情を考慮した準備が必要です。
子連れの銭湯の核心は、アイテムの多さではなく「子どもの安全管理」と「周囲への配慮」、そして「湯上がりの慌ただしさをいかに軽減するか」にかかっていると思います。そこで、私が実際に「これは本当に必要!」と感じた、厳選した持ち物を紹介しますね。
1. 子ども用シャンプーやボディソープ
まず、洗浄グッズです。備え付けのシャンプー(もしあっても)や大人の石鹸が、子どものデリケートな肌に合わない場合があるため、使い慣れた子ども用のシャンプーや低刺激の石鹸を持参すると安心です。荷物になりますが、こればかりは現地調達が難しいので、必須かなと思います。
それに、子ども用のシャンプーは目に染みにくい処方のものが多いですよね。
大人用のシャンプーをいつものように泡立てて使うと、目に染みて子どもがびっくりして泣き出してしまう…なんてこともあるので、やはり専用のものが安心です。
子ども用のシャンプーのミニボトルはなかなか売ってないので、トラベル用シャンプーボトルなどに詰め替えると持っていけますね。
2. お風呂上がりに使う「タオルキャップ」
これが私の一番のおすすめアイテムかもしれません。なぜなら、銭湯のドライヤーは、脱衣所に1個か2個しかないことが多く、しかも古い機種で乾きが遅い…というケースが本当に多いんです。
湯上がりに子どもの髪を乾かすのに時間がかかると、親は自分の着替えが全く進みません。その点、タオルキャップさえあれば、とりあえず子どもの頭に被せておくだけで水分を吸い取ってくれます。その間にママもゆっくり自分の着替えやスキンケアができ、湯冷めの心配も減るので、本当に楽ですよ!
3. 親子で使える「速乾バスタオル」
バスタオルは必須ですが、子連れの場合は特に「速乾性」や「吸水性」にこだわると快適さが違います。湯上がりの脱衣所はまさに時間との勝負。大きな速乾バスタオルが1枚あれば、子どももママもササッと一気に拭き上げできると本当に楽です。
また、髪が長いママは、自分の体を拭いた後、そのタオルを髪に巻いておくだけでも、ドライヤーの時間を大幅に減らせます。タオルキャップと合わせて、湯上がり後の「髪を乾かす問題」を軽減する工夫が大切ですね。
4. (必要に応じて)子ども用スキンケア用品
これは季節にもよりますが、特に冬場は湯上がりの乾燥が気になります。大人のスキンケアは持っていっても、子どもの分を忘れがちです。子どもの肌にあった保湿ローションやクリームを小さい容器に入れて持っていくと、湯上がりにさっと塗れて安心です。
【子ども連れの最重要マナー】
持ち物以上に最も重要なのは、「常に子どもから目を離さない」ことです。浴室内で子どもを走らせない、騒がせない、湯船で泳がせない、洗い場でシャワーを撒き散らさせないなど、周囲の利用者に最大限配慮し、安全を守ることが親の責任ですね。
銭湯の利用手順と守るべきマナー
さて、持ち物を準備したら、いよいよ銭湯へ! 準備した持ち物がいつ必要になるのか、銭湯の入店から退店までの一連の流れと、全員が快適に過ごすために守るべき重要なマナーを時系列で解説します。
ステップ1:到着〜脱衣所(準備)
- 下駄箱に靴を入れる: 入り口で靴を脱ぎ、下駄箱に入れます。鍵や木札が付いているタイプの場合、その鍵(木札)は自分で管理します。紛失しないよう注意しましょう。
- フロント(番台)で料金を支払う: ここで【現金(小銭)】が必要です。入浴料を支払い、男女それぞれの脱衣所へ進みます。タオルレンタルや「手ぶらセット」の購入もここで行います。
- 脱衣所で準備する: 衣服を脱ぎ、ロッカーや脱衣かごに入れます。浴室に持ち込むもの(【シャンプー類】、【石鹸】、【フェイスタオル】、【ヘアゴム】など)を【スパバッグ】にまとめます。
- 【重要マナー】脱衣所でのスマートフォン使用は厳禁: 多くの銭湯では、盗撮防止の観点から脱衣所や浴室内でのスマートフォンや携帯電話の使用を禁止しています。マナー違反であるだけでなく、トラブルの原因となるため、スマホはロッカーにしまいましょう。
ステップ2:浴室(入浴)
- 「かけ湯」をする: 湯船に入る前に、必ず「かけ湯」(浴槽のお湯やシャワーで体を洗い流すこと)をします。これは体の汚れを落とすだけでなく、熱いお湯の温度に体を慣らす(ヒートショック予防)目的もあります。
- 洗い場で体や髪を洗う: 【シャンプー】や【石鹸】を使い、体や髪を洗います。体を清潔にしてから湯船に浸かるのがマナーです。
- 【重要マナー】シャワーは座って使う: 洗い場でシャワーを使う際は、必ず備え付けの椅子に座って使いましょう。立ったまま使うと、シャワーのお湯が左右や後ろの周囲の人にかかってしまい、大変迷惑です。
- 湯船に浸かる: 体を洗い流した後、湯船に浸かります。熱いお湯が多いため、いきなり入らず、ゆっくりと入りましょう。
- 【重要マナー】タオル・髪を湯船に入れない: 浴室に持ち込んだ【フェイスタオル】は、湯船の中に入れてはいけません。衛生上の問題から、これは厳格なマナーとされています。タオルは浴槽の縁に置くか、頭の上に乗せましょう。同様に、【ヘアゴム】で束ねた長い髪も湯船に浸からないよう注意します。
ステップ3:湯上がり〜退店(仕上げ)
- 脱衣所に戻る前に体を拭く: 浴室から脱衣所に戻る際、濡れた体のまま移動してはいけません。脱衣所の床が濡れると、滑って危険であるほか、他の人が不快に感じます。浴室の出口手前で、持参した【フェイスタオル】で体についた水滴を「軽く」拭き取りましょう。
- 脱衣所で身支度をする: 脱衣所に戻ったら、まず【バスタオル】で体を「完全に」拭きます。その後、【スキンケア用品】で保湿ケアをし、【着替え】(下着、靴下を含む)をします。
- 水分補給をする: 入浴で汗をかいているため、ここでしっかりと水分補給をします。持参した【飲み物】を飲むか、自販機で【小銭】を使って購入します。
- 荷物をまとめる: 使用済みの濡れた【タオル類】は、持参した【ビニール袋】に入れます。
- 忘れ物チェックと退店: ロッカーや下駄箱に忘れ物がないか(スマホ、財布、下駄箱の鍵など!)最終確認をしてから退店します。
湯上がりの飲み物とおすすめの過ごし方

銭湯の最大の楽しみの一つが、湯上がりの一杯ですね。入浴で失われた水分を補給することは、健康のためにも非常に重要です。
多くの銭湯には自販機やフロント(番台)があり、そこで冷たい飲み物を購入できます。
定番といえば、やはり瓶入りの「フルーツ牛乳」や、大人ならではのご褒美「ビール」でしょうか。湯上がりの火照った体に染み渡る感覚は、まさに至福の時です。「グビグビ飲みたい」という欲求を満たしてくれるフルーツ牛乳、「絶対にこれ!」と決めている人も多いビール、どちらも最高ですね。私は、子どもと一緒にフルーツ牛乳を飲むのが、お決まりの楽しみだったりします。
広いロビーや休憩スペースがある銭湯なら、そこで火照った体を冷ましながら、漫画を読んだり、ぼーっとしたり、ゆっくりくつろぐのもおすすめです。この「何もしない時間」こそが、銭湯の醍醐味かもしれません。
銭湯へ持っていくものの最終チェックリスト
最後に、この記事で紹介した「銭湯へ持っていくもの」を一覧できる総合チェックリストをまとめました。銭湯はスーパー銭湯と違い、アメニティが無いのが基本なので、忘れ物をすると意外とショックですよね。これさえ見れば忘れ物なし! ぜひお出かけ前の準備の参考にしてください。
| カテゴリー | アイテム名 | 必要度 | 主な目的・TIPS |
|---|---|---|---|
| 【基本アイテム】 | 現金(小銭) | 必須 | 入浴料、100円ロッカー代、飲み物代に。 |
| タオル類 | 必須 | 体を洗う用(フェイス)と拭く用(バス)の2枚。 | |
| 着替え | 必須 | 下着、靴下は忘れやすいので注意。 | |
| 【洗浄アイテム】 | シャンプー・コンディショナー | 必須 | 備え付けがない銭湯が多いため。 |
| 石鹸・ボディソープ | 必須 | 体を清潔にしてから湯船に入るのがマナー。 | |
| 洗顔料 | ほぼ必須 | ボディソープと兼用もできますが、肌を気にするなら。 | |
| メイク落とし | (メイクする人は必須) | 銭湯には備え付けありません。入浴前に洗い場で。 | |
| 【快適アイテム】 | ビニール袋(防水袋) | ほぼ必須 | 濡れたタオルを入れるために不可欠です。 |
| スパバッグ(お風呂ポーチ) | 必須 | シャンプー類をまとめて浴室に運ぶ用。無いと不便です。 | |
| ヘアゴム・ヘアクリップ | (髪が長い人は必須) | 髪を湯船につけないためのマナーアイテム。 | |
| 【湯上がり】 | スキンケア用品 | (特に女性はほぼ必須) | 湯上がりは乾燥しやすいのですぐ保湿を。 |
| 飲み物(水筒など) | あると便利 | 脱水対策。自販機での購入もOK。 |
どうでしょうか?こうして見ると、伝統的な銭湯は「自分で持ち込む」のが基本スタイルだということが分かりますよね。でも、一度このリストで準備してしまえば、もう銭湯は怖くありません。むしろ、自分のお気に入りのアイテムを持っていく「マイ銭湯セット」を揃えるのも楽しいですよ。しっかり準備して、マナーを守って、最高に気持ちいい銭湯時間を過ごしてくださいね。




